まいぷれとよた探検隊
稲武には、「まゆっこセンター」(豊田市稲武町タヒラ)があり、稲武を蚕の里にするために、弛まぬ努力をされている方たちがいらっしゃいます。
稲武地域は、明治時代より養蚕業が盛んで、三河の生糸として評判となり、伊勢神宮献糸を明治15年以来続けて今年で137年目となっているそうです。更に、今上天皇の大嘗祭には、にぎたえ調進の栄によくしているそうです。しかし昭和40年代の高度成長期により、養蚕業は廃れ、大嘗祭の行われた平成2年には3軒の養蚕家を残すのみとなってしまったそうです。にぎたえ調進をし、伊勢神宮献糸を120数年続けている稲武地区から、養蚕家がなくなるのを憂いた有志数名で、平成9年に、稲武地域の養蚕業の復興を願い「まゆっこクラブ」を結成し、現在に至っているそうです。
現在は桑の育成、蚕の飼育から繭づくりまで一貫工程体制も確立し、繭の糸取り体験や繭手芸教室などを開催し、稲武地域が蚕の里になるようご尽力いただいています。
糸の美しさを写真でお伝え出来ないのが残念です。